2024年9月15日(日)~17日(火)、
城間大輔さん、上地 けんじさんの主催による
「沖縄覚醒リトリート~内なる神を目覚めさせる3日間」
が開催されました。
≫前編からの続きをお届けします。
2日目:神の島で
リトリート2日目はホテルのロビーで待ち合わせ。
7時30分の集合でしたが
参加者全員、朝から元気いっぱいです。
初日ですっかり仲良くなったので、
気兼ねないおしゃべりをしながら
城間さんたちの到着を待ちます。
主催のおひとり、ケンさんが先に到着して、
ケンさんの奥さま手作りの
お弁当を配ってくれました。
(移動中の車内でおいしくいただきました!)
一つひとつが丁寧に作られていて、
食材と一緒に
沖縄のエネルギーも身体にとり込むことができました!
この日に出かけたのは沖縄きっての聖地、久高島。
沖縄南部の太平洋上に位置する細長い島で、
アマミキヨという
沖縄を生んだ女神が降り立った地。
神の島と呼ばれています。
島をガイドしてくれるのは、
沖縄のユタ(シャーマン)の血を引く
佐久田いすずさん。
いすずさんのほか、
昨日、急遽参加が決まった
ゲンキさんを加えた9名で
那覇市内から
フェリー乗り場のある南城市へ向けて出発!
テダ御川で旅のテーマをいただく
南城市に到着後、
まずはテダ御川(てぃーだうっかー)へ参拝。
ここは琉球王朝の聖地。
国王が久高島に渡る前に
この地で航海の安全を祈っていたそうです。
私たちもテダ御川の突き当りにある石碑で
航海と魂の旅の成功を祈願しました。
「久高島でどんなテーマをいただけるのか、
お祈りしてくださいね」
いすずさんのお声がけのもと、
それぞれが胸の中の想いを石碑へと届けます。
石碑のある場所は
琉球の国王が祈りを捧げていた泉の跡地らしいです。
現在は水が枯れてしまいましたが、
今でも人々の祈りの地として崇められています。
私は船酔いをするタイプなので
(揺れが最小でありますように・・・)
と祈りつつ、
久高島でのテーマを受け取ったのでした。
その後、フェリーにて久高島へ出発!
25分ほどの船の旅です。
揺れが最小で・・・と祈ったにも関わらず、
久高島へのフェリーは
波がざぶざぶと、
これでもかというくらい襲い掛かってきました!
「欠航するかどうかギリギリのところだったかも」
いすずさんが安堵した様子で話してくれました。
久高島は
「神さまに呼ばれた人だけが訪れることができる島」。
行こうと思っていても何か用事ができて行けなかったり、
フェリーが急な天候の変化で欠航したり。
今回、急遽同行することになったゲンキさんも、
地元・沖縄の人であるものの
久高島に行くのは今回が初めてなのだとか。
ずっと行きたいと思いつつも、
タイミングが合わず来ることが出来なかったそうです。
わたしもゲンキさんも船酔いするタイプでしたが、
あれほどの高波にも関わらず、
まったく船酔いせずに久高島に到着。
テダ御川のご利益をさっそくいただきました。
高校時代を思い出す、チャリンコの旅
フェリー発着場にある徳仁川拝所で
島の神さまにご挨拶。
そして・・・
チャリ!
島内はタクシーがなく、
徒歩またはレンタサイクルでの移動が基本。
(電動キックボードやトゥクトゥクもあります)
わたしたち9名も、
チャリンコに乗って島内を移動することに!
普段はzoom越しで会う城間さんが
満面の笑みでチャリンコに乗っている姿は
なんとも不思議な面白さがありました笑
わたしは普段チャリンコに乗ることがなく、
前日の合同ワークショップ後の懇親会の席で
「チャリンコに無事に乗れるか不安しかない」
と眉を下げていたこともあり、
「チャリ、ちゃんと乗れましたね!笑」
と、城間さんに散々イジられました笑
(愛情のあるイジリです)
みんなでチャリで移動するのは、
高校時代の友人との日々を想い起こされました。
放課後、
チャリで近くのファストフード店へ向かい、
時間を気にせずに秘密の話をする・・・
そんな、
かつてのワクワクを追体験するようでした。
久高島での経験すべてが、
人が本来持ち合わせている無邪気性・天才性を
呼び戻すものなのかもしれません。
なお、今回の沖縄覚醒リトリートの
主催者である城間さん、ケンさん。
そして
急遽、久高島行きに参加したゲンキさんは
高校時代のバスケ部の先輩後輩なのだとか。
高校卒業後、しばらく会うこともなかったのに、
ふとしたきっかけで再会。
今ではこうして一緒にリトリートを企画したり、
スピリチュアルを語ったりしている・・・
それぞれに話を聞いてみましたが、
「まさかこんな形で再会するとは
思っていなかった」
とのこと。
ご縁というものの不思議さを
感じずにはいられませんでした。
イシキ浜で内なる神が目覚める
徳仁港からレンタサイクルで5分ほど走ったところで、
「イシキ浜」に到着。
イシキ浜は、
「ニライカナイ」という理想郷から
五穀が入った黄金の壺が流れ着いたという
五穀発祥伝説がある場所。
久高島の中でも特に神聖な場所と言われています。
ご神域なので
泳ぐのはもちろん禁止。
ただ、海には入れますので、
海水に足を浸すことはできました。冷たい!
いすずさんからは
全員の共通するテーマが
「音」
であるとのことから、
自分が発する声で
宇宙と共振共鳴しながら
自分の中の神を立てるワークを教えていただき、
それぞれの人生のテーマとつながる
「アイテム」を授けていただきました。
いすずさんのお話が始まったときは
足の裏でつかむ砂浜が
暑くて痛いくらいの晴天だったのに、
ワークを終え、
それぞれが内省をしている途中に、
なんと、
突然の通り雨が!
叩くような大きな雨粒に、
勢いよく吹き付ける風。
まるで禊(みそぎ)を受けているようです!
雨は5分ほどで止み、
その後はより一層、清々しい空気が。
この後、わたしたちは
行く先々で
にわか雨に見舞われることとなりますが、
どれもが絶妙なタイミング。
空から雨の神さまが見守っていて、
ここぞという場面で
降らせているとしか思えない状況でした。
雨あがりのどこまでも広い空のもと、
内省を続けたり
海の生き物を探したり
お互いに感想を伝え合うなど、
何物にも縛られることなく
それぞれが自由に過ごしました。
魂が本来の姿を思い出していくようです。
こうして、
内なる神とつながり、
雨の神さまの祝福を得ながら
身も心も浄化されたわたしたちは、
イシキ浜を後にしたのでした。
イシキ浜入口から少し入ったところに
御嶽(祈りの場所)がありますが、
いすずさん曰く、
「島内で唯一、男性だけが祈れる場所」
なのだそうです。
男性の方、久高島にお越しの際は
ぜひお参りしてくださいね。
ハビャーン(カベール岬)で生まれ変わりの儀式
イシキ浜を後にした私たちは、
島の最北端にある
ハビャーン(カベール岬)に向けて
自転車の旅を再開。
途中、
島で一番の巨大ガジュマルと出逢いました。
キジムナー(沖縄の樹木の精霊)ごっこをして楽しむ、
いすずさんと、リトリート参加の皆さん。
ここでも少しだけ通り雨がありました。
ガジュマルの葉の隙間から除く太陽が
雨粒を反射してキラキラと輝き、
まるで宝石のようでした!
ガジュマルの樹に別れを告げると、
一気に視界が開け期待が膨らみます。
平坦だった道がほんの少し上り坂になり、
そしてハビャーンに到着!
ハビャーンは琉球開闢の地。
沖縄を生んだ女神、
アマミキヨが降臨した地と言われています。
現在も祭祀が行われている、
大切な場所のひとつです。
南国の雰囲気がありつつも、
どこか懐かしさを覚えるような風景。
植物群は国指定天然記念物なのだとか。
ここではいすずさんのガイドのもと、
生まれ変わりの儀式を体験しました。
ひとりひとりが
生まれ変わりの宣言をして、
岩場をくぐり降り、
いすずさんのもとへ駆け寄ります。
儀式を終え、
みんなの表情が今まで以上に
パッと明るくなりました!
太陽はどんな人に対しても平等。
そんな太陽のもとで
誰にも遠慮せず自分らしくいることが、
すべての調和につながる。
そんな感覚を抱きながら、
生まれ変わったわたしたちは
女神が降臨した地で自由に遊びました。
まるでわたしたち自身が
神さまになったかのようです!
フボー御嶽で蝶に愛される
ハビャーンでの生まれ変わりの儀式のあと、
見えない鎧を脱ぎ去ったかのように
軽くなった一行。
チャリンコを漕ぐ力も軽く・・・
と行きたいところでしたが、
フボー御嶽への道は
今まで走った道とは異なり
でこぼこしており、
チャリンコに乗り慣れていないワタシは
よたよたと苦戦しました笑
それでもフボー御嶽へと通じる入口は
別次元のような空気感で、
思わず背筋がまっすぐに。
フボー御嶽は琉球の七大御嶽のひとつ。
先祖の魂が宿る場所と言われています。
島の神女が祭祀の時にのみ入る場所であり、
一般人は立入禁止。
入口から参拝するのみです。
我々が参拝している間、
フボー御嶽(入口の奥)のほうから
白くて大きな蝶々がわさわさとやってきました。
日本最大級の蝶、オオゴマダラです。
「白い蝶々は、神の遣い、この地の門番なんですよ」
と、話すいすずさん。
こんなにたくさん蝶々がやってくるのは珍しい!と
話していると・・・
今度は、わたしたちの背後から
黒い蝶々もわさわさとやってきました!
黒い蝶々はご先祖さまの魂なのだとか。
蝶々たちは、
わたしたちがいることなんてお構いなしに
好き好きに飛んでいます。
近づいても全く逃げません。
神さまやご先祖さまに見守られるかのように
前後から蝶まみれになりました。
この島には城間さんをはじめ、
みんなが来るべくして来たんだなあと
しみじみと感じさせる出来事でした。
久高島をあとに、そして斎場御嶽(せーふぁうたき)へ
わたしたちはその後、
島の中心であり、
天地をつなぐと言われるハンチャタイで
エネルギー体感を行ったあと、
島の食堂でランチをとり、
久高島を後にしました。
沖縄本島へ向かう帰りのフェリーは、
眠りを誘うくらい波が穏やかでした笑
その後、一行はフェリー乗り場からほど近い
斎場御嶽(せーふぁうたき)へ。
琉球開闢伝説にもあらわれる
琉球王国最高の聖地であり、
世界文化遺産として有名です。
この日も多くの観光客で賑わっていました。
御嶽の入口となる御門口には、
久高島の遥拝所(遠方より参拝する場所)が。
先ほどまで海の向こうの島にいたのだと思うと
なんとも不思議な感じがします。
かつての琉球王国時代、
斎場御嶽で国家的な祭事が行われる際は
聖なる白砂を久高島から運び入れ
敷きつめたそうです。
今ならフェリーが1日数便出ていますが、
当時は砂を運ぶのさえ大変な苦労だったでしょう。
砂とともに、
たくさんの人の想いや祈りが運ばれてきたはずです。
そういった歴史背景を想うと、
久高島で一日を過ごすことができたことが、
より貴重でありがたいものに思えてきました。
わたしたちは御嶽の中にあるイビ(神域)を巡り、
それぞれの場所で祈りを捧げたのでした。
ケンさんのお店で「ライトワーカー」の在り方をインストール
そして一日の締めくくりは、
城間さんと一緒に今回のリトリートを主催した
ケンさんのお店「旬菜庵 豚球」にて振り返り会!
まずは酵素ジュースで乾杯!
ケンさんのお店では、
無添加・自然派の沖縄料理をいただけます。
そして、
身体に優しいだけでなく、
料理もお酒も、
めちゃくちゃ美味しい!
一日を振り返るどころではありません・・・!
(冗談です)
滋味深いお料理の数々をいただきながら、
やはり話題になるのが天気のこと。
「フェリーが欠航しなくてよかった~!」
「雨が降るタイミングが
ぴったりすぎてびっくりした」
「やっぱり、だいちゃん(城間さん)は
神さまに愛されてるね」
イシキ浜でまとまった時間をかけて
ワークや内省を行ったのが良かった、
という声もありました。
久高島へわたる前、
テダ御川でいただいたテーマが
物語のようにつながっていた、
という感想もありました。
城間さんから、
「初めて主催するリトリートだったけど、
どうだった?」
という問いかけがあり、
満場一致で「超満足」。
城間さん自身も、
得るものがとても多い久高島行きだったようです。
久高島の神々から
新たな力を授かったとのこと。
授かった力のひとつは、
その週のヒーラー養成講座で講座生へシェアし、
大好評だったようです!
気付きや学びを独り占めせずに
伝え、広げることで、
さらにエネルギーの循環が起こる。
そして、
自然を満喫し、全身で受け取ること。
その日に起きた奇蹟を語り合いながら
仲間と食卓を囲む。
食材はその土地の恵みを
全身で受けたものを、シンプルに。
城間さん、ケンさん、いすずさんから
ライトワーカーとしての自然な佇まいを
インストールすることができた一日でした。
≫後編へ続きます!