「最近は、めっちゃ体調もよくて調子よかったのに、今日は体調が悪くて一気に落ちてしまった・・・」
って、自分の中で気分の沈み具合を加速させて、さらに落ち込んでしまう人たちがいます。
実は、そういう人たちのメンタルブロックを観察してみるとよくわかります。
こういう人たちは、前提として、
- 「いつも、元気でいなければならない」
- 「他人に迷惑をかけてはいけない」
- 「どんな時も、明るく振るまわなくてはいけない」
という思い込みが強いです。
日本人であれば、ほとんどの人が持っている思い込みなんですが、それらのメンタルブロックの原因を丁寧に観察し受け入れて行くことで、日常がさらに生きやすくなります。
基本的には、そういった人たちには、
- 調子いい時もあれば、悪いときもあることを受け入れる
- 調子が悪い状態を長引かないような習慣を持つ
ということを、オススメしています。
今回のブログでは、
①気分が悪くなる原因とは?
②気分が悪い時に落ち込みやすい人の特徴について
③気分が悪くなった時のリカバリー方法とは?
を詳しく解説しています。
最後まで読むと長い人生がさらに生きやすくなる考え方を持てるようになるので、最後までお読みくださいね。
気分が悪くなる原因とは?
皆さんは、気分の善し悪しって主に何が影響しているか知っていますか?
実は、体調のいい悪いが気分に大きく影響しています。
体調が悪くなるときって、ほとんどの場合、気分も悪くなりますよね。
体調って、単に風邪をひいているかどうかということではありません。僕たちの体調は、心身の健康状態を表すもので、日々の生活の質に深く関わっています。実は、この体調を左右するのに、バイオリズムという自然のリズムが大きな影響を与えているのです。
体調に大きく関係するバイオリズムって?
バイオリズムとは、体内の様々な周期が同調して動くことを指します。
例えば、
- 睡眠リズム(サーカディアンリズム)
これは最もよく知られているバイオリズムの一つで、24時間周期で私たちの睡眠と覚醒を調節しています。日の出と日の入りに合わせて、体内時計が調整されるのです。 - 消化リズム
僕たちの消化器系も一定のリズムに従います。食事の時間に合わせて胃液が分泌され、腸の運動が活発になります。不規則な食事は、このリズムを乱す原因となり得ます。 - ホルモンリズム
ホルモンの分泌にもリズムがあります。例えば、成長ホルモンは主に夜間の深い睡眠中に分泌され、日中の身体活動に対するエネルギー代謝に関わるインスリンやコルチゾルなどのホルモンは、時間帯によってその分泌量が変わります。 - 心拍リズム
心臓のビートも一日の中で変化します。アクティブな時間帯には心拍数が上昇し、リラックスしている時や睡眠中には低下します。 - 免疫リズム
免疫系の活動も時間によって変化します。夜間には修復と回復のための免疫活動が活発になり、日中は感染から身を守るための防御反応が強化されます。 - エネルギーレベルのリズム
エネルギーレベルも時間帯によって変化します。多くの人は午前中が最もエネルギーが高く、午後遅くになると疲れを感じやすくなります。
実は、生まれた日によってもエネルギーレベルの高い時間と悪い時間が異なります。この辺もいずれ別の記事でご紹介しますね。
これらが全て一つの大きなパズルのように組み合わさって、僕たちの体調を作っているんです。
バイオリズムが崩れる原因とは?
現代社会では、多忙な生活やテクノロジーの普及により、自然なバイオリズムが乱れがちです。
夜遅くまでの仕事やスマホの使用は睡眠リズムを崩し、不規則な生活習慣は体の内部時計に混乱をもたらします。
また、デジタルデバイスからの青色光は睡眠の質を低下させ、日中の疲労を蓄積させます。
仕事や日常のストレスも心拍リズムやホルモンバランスに悪影響を及ぼし、疲れや集中力の低下、免疫力の低下などの問題を引き起こすことがあります。
規則正しい生活習慣と十分な休息を心がけることが、バイオリズムを整える鍵となるのです。
気分や体調悪くなることを受け入れる
今回説明したように、人には、様々なバイオリズムがあります。
気分は体調も日々変化をしていて、一定を保つことは決してありません。
少し考えてみるとわかると思うんですが、自分の人生を振り返ってみて、ずーっと同じ体調だった人はいないですよね。
疲れを感じる日があったり、風邪をひいたり、ストレスでイライラしたり・・・
調子がいい日もあれば悪い日もあって当然なのです。 それは決して、悪いことではないんですね。なので、そのことを知って受け入れることが、気分が下がった状態を引きずらない第一歩なんです。
調子が悪い時に、さらに落ち込む人の特徴
調子がいい時もあれば、悪い時もあると理解頂いたと思いますが、ときには調子が悪いことに囚われ、引きずってしまう人がいます。
それはおもに以下の2パターンです。
- 日常的に不規則な生活を送っている人
- メンタルブロックを持っている人
それぞれを詳しく解説していきますね。
日常的に不規則な生活を送っている人
人には「調子の良い時」と「調子の悪い時」が交互にきます。これは避けられないことです。
ただ「調子が悪い時」からの復帰が長引く人がいます。
調子の悪い時に、とことん落ちてしまう人は、なかなか浮上できず。その後、本当は調子の良い時期に入っているのに、うまく流れに乗れなくなってしまい、スランプが続いてしまうという傾向の人。
実はそういう傾向を持つ人たちは、食生活が悪かったり日常の生活が不規則の人が多いです。
夜遅くまでSNSやYoutubeを見て眠るのが遅く、昼頃に起きてしまったり、ジャンクフードやお菓子ばっかり食べてしまったりなど。
基本的な対処法として、毎日の生活に良い習慣を取り入れることが大変効果的です。
例えば、朝の散歩を行う、夜は早めにベッドに入り7〜8時間の睡眠を心がける、健康的な食生活を送る、ストレスとなることを減らすとかいっぱいありますね。
こういった身体やメンタルにいい習慣を持てば持つほど、調子が悪い時からのリカバリーが早くなります。少しずつでもいいので、いい習慣を増やし、悪い習慣を増やして行きましょう。
エネルギーという観点で見ても、いい習慣が増え、悪い習慣が減っていくと日常で使えるエネルギーが増えていきますよ!
メンタルブロックを持っている人
次にメンタルブロックの観点からお話しますね。
調子が悪い時に引きずる人たちは、前提として、
- 「いつも、元気でいなければならない」
- 「他人に迷惑をかけてはいけない」
- 「どんな時も、明るく振るまわなくてはいけない」
とメンタルブロックを持っています。
メンタルブロックを持つデメリット
こういう人たちは、ちょっと気分が乗らない時にも、元気なふりをします。
親からの教育の影響も大きいのですが、他人に迷惑を絶対にかけてはいけないと思っているので、知らず知らずのうちに、自分で自分にプレッシャーをかけてしまう傾向にあります。
「○○ちゃんは、いつも明るくて素敵だね!」
「○○さんはいつも元気でいいね」
そう言われることで、周りからの期待に答え始めてしまうので、それがエスカレートして
今日はつらいのに・・・
本当はしんどいのに・・・
本当は笑いたくなんてないのに・・・
っていう、自分の正直な気持ちは無視して、「元気な自分」「明るい自分」を演じてしまいます。
ほとんどの場合は、それに慣れすぎているので、心の中でそう思っていることは気づいていない場合が多いです。
メンタルブロックの外し方
このようにメンタルブロックがあるな〜と感じた人は、以下のことを実践することで、そのメンタルブロックが和らいでいくことがあります。
「常に元気でいなければならない」
誰もが時には疲れたり悲しんだりするものです。自分自身に「大丈夫、今は休んでもいいんだよ」と優しく声をかけてみましょう。自分の感情を認め、許すことが心のバランスを取り戻す第一歩です。
「他人に迷惑をかけてはいけない」
これも時には見直す必要があります。助けを求めることは決して悪いことではありません。家族や友人、時には専門家の力を借りて、心の重荷を少し軽くすることができます。自分一人で全てを背負い込む必要はないのです。
「どんな時も、明るく振る舞わなくてはいけない」
自分の本当の感情を隠していつも明るく振る舞うことは、長期的には自分を疲れさせるだけです。本当の自分を受け入れ、時には弱さを見せることも大切です。そうすることで、自分自身にも他人にもより深く、本当の意味でのつながりを築くことができるのです。
すぐに全てを変えるのは難しいことかもしれません。しかし、これらのメンタルブロックを少しずつ外すことで、自分らしさを取り戻し、心の平穏を得ることができます。自分自身に優しく、自分の感情に耳を傾けることが、真の健康への第一歩となるでしょう。
まとめ
このブログでは、僕たちが日々直面する気分の波と、それを乗り越えるための方法について詳しく見てきました。
調子が悪い時は、それをただ受け入れることが大切です。自分を責めたり、他人に迷惑をかけていると感じたりする必要はありません。
大切なのは、その状態を自然と受け止め、自分に優しい習慣を取り入れることです。散歩をする、好きな音楽を聴く、早寝早起きを心がけるなど、小さなことから始めてみましょう。
そうすることで、気分が悪い時でも自分を支え、穏やかな日常を取り戻すことができます。
この考え方を持つことで、人生はより生きやすくなりますよ。