過去を超えて、人の未来を信じ抜く――ヒーラーが学んだ“可能性の育て方”

突然ですが、皆さんはこんな経験はありませんか?

  • 「昔、失敗したからまた失敗しそう…」
    と、つい一歩が踏み出せなくなる。

  • 家族や友人、または職場の仲間に対して、
    「どうせ、この人はまた同じパターン」と
    決めつけてしまい何も期待できなくなる。

  • 「私はどうせ才能がない」と思い込んで、
    自分の可能性を狭めてしまう。

実はこれ、
「過去のデータ」に囚われて
物事を見てしまう、
人間特有の習性と深く関係しています。

そして、僕がヒーラーとして活動し、
ヒーラー養成講座で多くの方の成長を見守ってきた中で痛感したのが――

人は、過去を理由に変化を諦めるけれど、
“今”を見つめ、
未来を買いかぶられることで
大きく羽ばたいていける

ということです。

このブログでは、
僕が尊敬してやまない師匠から学んだ
“未来を信じ抜く姿勢”と、

日々僕自身もチャレンジしている
「過去のデータに縛られない在り方」
について、具体例を交えながらお話ししていきます。

後半には、
実際に「自分には才能なんてない」と
思い込んでいた受講生が、
4ヶ月間の学びを経て“ヒーラー”として
羽ばたいた事例も紹介しますので、
ぜひ最後までお付き合いください。

きっと、あなた自身や周囲の方々の
“まだ見ぬ可能性”を捉える
ヒントになるはずです。

目次

「過去のデータ」に囚われるとは
どういうことか?

人間関係でよくある例

多くの方が経験するのは、
「人間関係」での先入観。

たとえば、同じ人と何度か衝突したり、
ちょっと苦手意識を感じてしまったりすると、
次に会うときにも

「ああ、この人はきっと私を嫌っている」
「この人とは合わないはず」


と決めつけてしまうことがありますよね。

けれど、実際は

「今日はいつもと違うアプローチをしてくれるかもしれない」
「違う話題で盛り上がれるかもしれない」

といった“新しい可能性”
気づきにくくなっているだけかもしれません。

日常生活の小さな例

自然の例もよく挙げられますが、
もっと身近なところで「行きつけのカフェ」や
「通勤・通学路」を思い浮かべてみましょう。

毎回同じ道を通り、
同じ建物を見て、
同じ店に入ると、

「ここは何も変わらない日常風景」

というイメージを持ちがちです。

しかし、
実際には季節によって花が咲いていたり、
メニューが新しくなっていたり、
店員さんが違う表情をしていたり、
変化はいくらでもあります。

僕たちの脳は“過去の当たり前”
というデータに縛られるあまり、
その変化を見落としてしまうのです。

師匠から学んだ「未来を買いかぶる」という魔法

僕の師匠は、人を育てるときに
「過去の延長線上でその人を見ない」
ことを徹底しています。

むしろ、

「君ならきっともっとすごいことができる」
「まだ気づいていないだけで、大きな才能を持っているよ」

と、言葉だけでなく態度や関わり方から
“未来を買いかぶる”姿勢を
常に示してくれるんです。

「買いかぶり」って適当な楽観主義なの?

「買いかぶり」と聞くと、
「大丈夫だよ、なんとかなるよ」と
安易に励ましているだけのようにも思えます。

しかし、師匠の場合は違います。

相手の表情や言葉の端々、
普段の行動パターンなどを

しっかり観察しながら、
まだ本人が気づいていない

長所や得意分野を見抜き、
それを根拠のある形で伝えていくのです。

それでも、
一見すると「そんな高い目標、無理かも…」と
思えるような期待をかけてきます。

最初は僕自身も「いやさすがに……」と
戸惑ったこともありました。

けれど、「できる」と信じてくれる人がいると、
案外、それに追いつこうとする自分に気づくんですよね。

僕も日々チャレンジ中
“過去のデータ”との付き合い方

師匠の姿を見ながら、僕も講座やセッションで
「受講生の未来をめっちゃ買いかぶる」
ということを意識しています。

ただし、
いつも完璧にできているわけではありません。

長年の慣れや思い込みは一筋縄ではほどけず、
ある場面では
「またこうなるかも…」
という不安がつい頭をよぎることもあります。

しかし、
「あ、今自分は
過去のデータに支配されそうだ」と
気づけたときは、一度深呼吸をして、

「今、目の前の人は何に困っていて、
どんな変化が起きているか?」と
改めて観察し直します。

すると、先入観を外し、
「実は、あれが得意かもしれない」
「話し方が少し変わったかも」と
気づくことができるんです。



僕は日々、
この“リセット”を繰り返しながら、
師匠のように育つべく奮闘中です。

ヒーラー養成講座で実感した
「可能性が花開く」瞬間

ここで、実際に
僕が運営するヒーラー養成講座で起きた、
ある受講生Sさん(仮名)
エピソードをご紹介します。

Sさんは初回のときから

私、ぜんぜんエネルギーを
感じられないんですよ。
みんなが ‘手がピリピリする’ とか言ってても、
私は ‘?’ って感じで……。
自分には才能なんてないんです



と、ネガティブな自己評価をされていました。

Sさんが抱えていた「過去のデータ」

詳しくお話を聞くと、
Sさんは過去にいくつかのセミナーや
ワークショップに参加してみたものの、

「全然できなかった」
「周りに比べて遅れをとっている気がする」

と感じ、そこで得た
“うまくいかなかった記憶”
大きく心に残っていたんです。

それが原因で、
「どうせまたダメだ」
「私には向いていない」
というセルフイメージができあがっていました。

僕のアプローチ & 講座の雰囲気

講座では毎回、
簡単な瞑想や呼吸法を取り入れながら、
緩やかに身体をほぐしていくところから始めます。

最初のうちはSさんも
「わからない」
「全然感じない」
と苦しそうでした。

でも、僕は師匠のやり方を真似て、
Sさんが気づいていない
ごく小さな変化を見つけ、
積極的に伝えるようにしました。

城間

Sさん、今なんとなく
眉間のシワが取れましたね。
さっきより呼吸が楽そう。

城間

手の平が前より温かい感じがしませんか?

城間

今、目の前の人に
集中できた瞬間があったみたいですよ。

また、ほかの受講生も
お互いに声を掛け合うようになっていき、
Sさんがちょっとでも前進するたびに
「今の良かったね」
「すごく手がポカポカしてる気がする!」と
ポジティブな反応を見せてくれました。

4ヶ月後、Sさんが手にした
“自分を信じる感覚”

約4ヶ月間をかけて
段階的に実習を進めていくうちに、
Sさんは「やっぱりダメかも……」
という気持ちが出てきても、
周囲のポジティブな“買いかぶり”に支えられ、
踏みとどまりながら少しずつ自分を肯定するようになります。

そしてある日、
Sさんが言ったひとことが
僕の胸に強く残っています。

あれ?なんだか、
私の手がすごくあったかい……。
今まで ‘ない’ と思い込んでたけど、
本当はちょっとずつ感じてたんですね。
これがエネルギーってことなのかな?

この小さな変化の気づきがきっかけとなり、
Sさんは急に自信を深めていきました。

「私にもできるんだ!」という実感が、
もう一段大きな成長を呼び込んでいったんです。

最終的には、
Sさん自身が実際にクライアントを相手に
リーディングやセッションをする段階に入り、

「クライアントさんが『気持ちが軽くなった』
『体がポカポカした』と言ってくれた」

と報告をいただくまでになりました。

あなたが“自分”や“他人”の可能性を狭めていないか?
セルフチェックリスト】

ここでは、日常の中でふと自分や他人の
「過去のデータ」に囚われそうになったときに
活用できるチェックリストをご用意しました。
ぜひ試してみてください。

  1. 最近、人の印象を
    「どうせ、あの人はこうだから」と
    決めつけていないか?

    例:「また遅刻するに違いない」
      「どうせやる気を出さない」など

  2. 自分の過去の失敗が、
    今の行動を制限していないか?

    「また同じことで失敗したら怖い」という理由で、
    新しい提案や挑戦を避けていないか?

  3. 小さな成功や変化にも目を向けているか?

    1mmでも前に進んだ部分を
    見逃さない姿勢が、
    可能性を引き出すカギ

  4. 周囲の人や家族に対して、
    最近“買いかぶる”ような
    声かけをしたことはあるか?

    「あなたなら絶対できると思う」
    「○○さんだから、こんな才能があるはず!」と、
    あえて高い期待をかけてみる

  5. 自分の身体や心の微妙な変化に、
    気づいてあげられているか?

    「なんだか今日は肩が軽いな」
    「昨日と比べて笑顔が多いな」など、
    “変化が起きている今”を認識する習慣をつくる

具体的な実践ステップ
過去を手放し、未来を育てるために

  1. 1日5分の“過去リセット”タイム

    朝や寝る前などに、
    目を閉じて深呼吸しながら
    「今の自分は過去とは違う」
    「いつでも新しい一日をスタートできる」
    とイメージしてみる。
    気負わず習慣化すると、
    過去のデータに囚われづらくなる

  2. 周囲の人に“小さな変化”を声に出して伝える

    「今日は元気そうだね」
    「あれ、なんだかいつもより笑顔が増えた?」

    など、小さいことほど口に出すと、
    相手にも自分にも“変化がある”とインプットされる

  3. 失敗の再定義

    過去の失敗経験を見直して、
    「これは単なる練習だった」
    「このとき学んだことを次に活かせる」
    というプラスの捉え方へシフトする
    自分にも他人にも寛容になる練習を

  4. 未来のイメージを具体化する

    「もし自分が一年後、
    今より成長しているとしたら、
    どんな姿だろう?」

    「あの人が才能を開花して、
    すごい活躍をしているとしたら、どんな風景?」
    とリアルに想像してみる

    これが“買いかぶり”の第一歩になる

まとめ買いかぶりの先にあるあなたと周囲の未来


ここでお伝えしたいことは一つ。

過去は過去。

今、目の前にある
変化や未来の可能性を
見逃さないでほしい

ということです。

僕たちはどうしても、傷つきたくない、
防衛したいという思いから
“過去のデータ”を強固に握りしめ、
物事を決めつけてしまいがち

しかし、そこに「あなたならできる」
「まだ見ぬ可能性がある」といった
人の未来を信じ抜く
“買いかぶり”が加わると、
意外なほどスッと変化が起こったり、
相手も自分も新しい一歩を踏み出せるようになる

僕はまだまだ修行中の身ですが、
これからも師匠をお手本に、

“過去の延長線で人を見ない”
“未来を大いに買いかぶる”


姿勢で、受講生やクライアントさんを
サポートしていきたいと思っています。

そして、それはヒーラーに限らず、
子育てや職場、友人関係など、
あらゆる場面で役立つ考え方ではないでしょうか。

あなた自身も、
ぜひ今日からほんの少しで構いませんので、
周囲の人や自分の中にある
“まだ開花していない種”
目を向けてみてくださいね。

僕は、あなたが見つける可能性を
心から信じて、買いかぶっています。

あなたの未来が、今この瞬間から、
どんどん広がっていきますように。

目次